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匠の集団

匠の集団

甦らせることに、
情熱と技術を注ぎ込む。
メンテナンス技術者集団
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メンテナンス技術者集団

メンテナンス技術者集団
小林機械では、豊富な知識・経験を持つスタッフが、充実した設備を活用しながら、その匠の技を各工程で発揮し、機械に新たな「命」を吹き込んでいます。
メンテナンス技術者集団

メンテナンス

目標誤差0.01mm以内、正確さと迅速さを追求

引き取った中古機械は動作確認の上、異常が見られる場合は修理・調整を行います。
長年の経験の中で、スタッフはメーカーや機種ごとの特徴を把握しており、故障しやすい部品、入手困難になりそうな部品は自社で保管して、適切なメンテナンスにつなげています。購入を検討されているお客様の希望に合わせ、さらなる精度追求、重点整備、ご購入前のテストピース研削(目指す誤差は0.01mm以内)などにも対応します。当社のメンテナンス技術が認められ、株式会社牧野フライス製作所様より、同社製品の純正整備も任されています。
メンテナンス
キサゲ

キサゲ加工

10年の修業で身につけた、“超”平面を生む匠の技

キサゲ加工とは、金属面を数ミクロン単位の精度で平らに削ることで、工作機械の摺動面(平面同士が擦れながら滑る部分)を、より滑らかに稼動させるための工程です。また平面同士が密着した際、固着してしまうリンギング現象を防ぐため、油溝(油だまり)を掘ることもあります。
現在の機械研磨では精度に限界があるため、キサゲ加工は手作業で行います。確かな精度を出せるようになるまでに5年はかかるとも言われていますが、当社では10年以上のキャリアを持つキサゲ加工専任者がこれを担当します。さらに室温を23度に保ち、温度による誤差を抑制する専用の恒温室も設置しています。

精度測定

厳密な精度測定を実施して、各機械の現状を開示

引き取った機械は動作確認に加え、ミクロン単位の精度測定を行って状態を把握、調整や修理が必要な箇所を特定し、必要があればメンテナンスを実施します。またお客様から要望があれば、購入検討時、納品後にも精度測定を行います。
例えばマシニングセンタの場合、平行度、直角度、上面精度、主軸のブレ(振り回し)などが基本的な測定対象です。販売中の機械の測定結果は「精度表」にまとめ、開示しています。またお客様のニーズやご予算に応じて精度を調整することも可能です。
精度測定
自社加工

自社加工

充実した設備で、さまざまな修理・加工に対応

部品の交換や調整など、一般的なメンテナンスだけでは手に負えないような大がかりな修理・研磨・加工などにも対応できるよう、門型五面加工機、ベッド研磨機をはじめとする各種設備・工具を充実させています。
例えば大型機械の摺動面に、低摩擦性と耐摩耗性を増すために貼られているターカイト(プラスチック素材のシート)を交換し、凹凸が0.01mm以内の精度で平面化することも可能です(この後、キサゲでさらにミクロン単位の平面化を図ります)。またプレス機のボルスター(金型を取り付けるテーブル)に、お客様が希望する金型を取り付けられるよう、T溝(金型固定用の溝)を掘るなどの加工にも対応しています。

部品リメーク

機械を再生させるために、
手に入らないものはつくる

年式の古い機械、特注でつくられた機械などの場合、すでに部品が手に入らなくなっていることがあります。そういうケースでも万全の修理・整備ができるよう、当社は溶接や板金加工のプロフェッショナルを擁しています。また部品に使う素材やその厚さに合わせ、TIG、アークなどの各種溶接機、タレットパンチプレス、ベンディングマシンなどの設備も充実させています。
複雑な形状の外装カバーや機械の移設時に必要となる固定具など、幅広い部品・治具を自社内で製作できるため、迅速で確実な修理・整備が可能となっています。
部品リメーク
塗装

塗装

自動車レベルの塗装で、
綺麗に使い続けたくなる機械に

工作機械のボディであっても美しく塗装する。それが小林機械のこだわりです。
当社では自動車の板金・塗装経験を持つスタッフが、自動車と同じ2液性ウレタン塗料を使って機械を塗装しています。さらに耐久性や光沢を高めるクリアコートを施し、顔が映るほどに磨き上げることも。もちろんお客様の指定色に仕上げることも可能です。こうした塗装は、ただ美しさという価値を付加するだけでなく、ご購入いただいたお客様に「いつまでも綺麗なまま使いたい」「大切に使いたい」と思っていただくこと、お客様のもとで末永く使っていただくことを目的としています。